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名古屋市で一軒まるごと内窓にした事例|工事後に変わったこと

名古屋市で一軒まるごと内窓にした事例|工事後に変わったこと

「築15年の我が家は夏は酷暑・冬は極寒で、断熱材を疑うほどでした」。これは名古屋市で一軒まるごと内窓を施工させていただいたお客様が、アンケートに書いてくださった一文です。

この記事では、その工事のあとで実際に何が変わったのかを、いただいたご感想の原文とあわせてご紹介します。金額の内訳については別記事にまとめていますので、ここでは「まるごとにすると、暮らしの側で何が起きるのか」に絞ってお伝えします。

作成者 渡邉 超(一宮番匠株式会社 代表/エコ断熱工房 マドカラリノベ) 1級建築施工管理技士・2級建築士・愛知県木造住宅耐震診断員 プロフィール

作成日 2026年9月2日 最終更新日 2026年9月2日 本記事は2026年8月時点の情報です 読了時間 約10分

一軒まるごとの内窓とは、どこまでやる工事ですか?

名古屋市の事例では、家全体のほぼすべての窓に、適材適所で内窓を設置しました。築14〜15年の戸建てで、南側にマンションが建ち視線が気になること、軒がなく南側の日射で室温が上がることがご相談のきっかけでした。

項目 内容
住宅愛知県名古屋市・戸建て(築14〜15年)
範囲家全体のほぼすべての窓に内窓を設置
工期1日
使用製品LIXILインプラス(複層ガラス/南側はLow-Eグリーン 遮熱仕様など)
サッシ色和室=ニュートラルウッド/1階LDK=ショコラーデ/その他=プレシャスホワイト
ご相談時のお悩み夏の電気代が気になる/冬のリビングの足元の寒さ

出典:当社の施工事例(名古屋市|一軒まるごと内窓リフォーム・2026年6月26日公開/2026年8月21日確認)

金額は断熱総額1,455,000円、補助金額534,000円でした。この金額がどう積み上がっているかは施工事例のページに内訳を掲載しています。本記事では金額ではなく、工事のあとの話を続けます。

1日で終わるというのは、どういう工事だからですか?

内窓は今ある窓を壊さず、その内側にもう一枚の窓を取り付ける工事です。既存のサッシを外さないため、解体も、外壁を触ることも、左官の乾燥待ちもありません。これが1日で終わる理由です。

採寸済みの製品を搬入し、窓ごとに枠を取り付けて建て込み、調整して引き渡すまでの流れを4段階で示す図 図1 工事当日の進み方 STEP 1 搬入 採寸済みの製品 部屋ごとに仕分け STEP 2 枠の取り付け 既存サッシは そのまま残す STEP 3 建て込み 障子を入れる 開け閉めを確認 STEP 4 調整・引き渡し 気密の調整 使い方の説明 外壁も既存のサッシも触らないため、足場も養生も最小限で済みます。 工期は窓の数と現場の状況によって変わります。当社の公開事例3件はいずれも工期1日です。 出典:当社の施工事例3件(2026年6月公開・2026年8月21日確認)

当社の公開事例では、腰窓1か所も、浴室も、そして家じゅうまとめてのこの工事も、いずれも工期1日でした。窓の数が増えても日数が比例して増えるわけではない、というのが内窓の特徴です。

この点は、範囲を決めるときの判断材料になります。「今年はリビングだけ、来年は2階」と分けた場合、職人の手配も、養生も、お客様の在宅もその回数だけ発生します。一度にまとめたほうが、暮らしへの影響という意味では小さく済むことがあります。

一方で、まとめれば当然その分の費用が一度に必要になります。どちらが良いかは、困っている場所の広がりとご予算の両方で決まります。当社から「まとめたほうがよい」と申し上げることはしません。

工事のあと、暮らしはどこが変わりましたか?

いただいたアンケートには、温度の安定・エアコンの効き・遮音の3つが挙がっていました。事前にご相談いただいたのは夏の電気代と冬の足元の寒さでしたので、遮音はご本人にとっても想定外だったようです。

「施工後は驚くほど部屋の温度が安定し、エアコンの効きも格段に向上!以前は暑い2階へ行くのが億劫でしたが、快適に過ごせています。また、遮音性の高さにも驚きました。あまりの静かさに、窓を開けて初めて激しい雨に気づくほどです。」

出典:当社の施工事例(名古屋市|一軒まるごと内窓リフォーム)掲載のアンケート原文。お客様個人の感想であり、効果の感じ方には個人差があります。

相談時の悩みは夏の電気代と冬の足元の寒さだったのに対し、工事後は温度の安定・エアコンの効き・遮音が挙がったことを示す図 図2 ご相談時のお悩みと、工事後に挙がった変化 部屋の温度が安定した 工事後に挙がった エアコンの効きが向上した 工事後に挙がった 遮音性に驚いた 想定外の変化 夏の電気代が気になる ご相談時のお悩み 冬のリビングの足元が寒い ご相談時のお悩み 相談のきっかけは温度でしたが、実際に挙がった変化はそれだけではありませんでした。 お客様個人の感想です。効果の感じ方には個人差があり、同じ結果をお約束するものではありません。 出典:当社の施工事例掲載のアンケート原文(2026年6月公開・2026年8月21日確認)

相見積もりを取ったうえで選んでいただきました

このお客様は、インスタグラムで断熱窓を知り、半信半疑で相見積もりを依頼された、と書いてくださっています。当社としては他社と並べて比べていただいたうえでお選びいただけたことを、ありがたく受け止めています。

価格の位置づけについては、あくまでこのお客様がこのときに受け取られた見積りの比較でのお話です。当社がいつでもどこでも安いと申し上げるものではありません。窓の数と仕様で金額は変わります。

まるごとにすると、光熱費はどう変わりますか?

ここは正直にお伝えする必要があります。当社はこの住宅の工事前後の光熱費の実測データを持っていません。いただいているのは「エアコンの効きが格段に向上した」という体感のご感想までです。

一般的な目安としては、関東から九州にかけての6地域の戸建てを想定したモデル住戸の試算で、窓を高断熱化することで光熱費が年間およそ2.2〜2.7万円削減できると見込まれています。これは冷暖房を合算した年間の目安であり、個別の住宅で同じ額になることを保証するものではありません

出典:日本サッシ協会 2025(当社 光熱費シミュレーション冒頭に掲載・2026年8月21日確認)。モデル住戸の試算であり、冷暖房を合算した年間の目安です。

ご自宅の条件に近い数字をご覧になりたい場合は、当社のシミュレーションで部屋の広さや設定温度を入れて試算できます。計算の前提と出典もそのページに明記しています。

すべての窓に入れられるわけではないのですか?

入れられない窓もあります。この名古屋市の事例でも、階段室にあった規格外の特大FIX窓については、施工を見送りました。お客様のご要望を受けて一度は製作窓でご提案したのですが、搬入経路の確保が難しく、施工の難易度も極めて高いと分かったためです。

「まるごと」と言っても、文字どおり全部に入れることが目的ではありません。入れられない窓、入れても効きにくい窓を先に外したうえで、残りをどう組むかを決めていきます。

出典:当社の施工事例(名古屋市|一軒まるごと内窓リフォーム・2026年6月公開/2026年8月21日確認)

ガラスも、窓ごとに変えています

この事例では南側にLow-Eグリーン(遮熱高断熱型)を採用しました。ただし、このガラスの反射が効くのは外が部屋の中より明るいときだけです。夕方以降や雨の日、曇りの日はカーテンやブラインドが必要になります。24時間のマジックミラーにはなりません。

サッシの色も、和室はニュートラルウッド、1階LDKはショコラーデ、その他はプレシャスホワイトと変えています。断熱の話だけで進めると見落とされがちですが、内窓は室内側に見える面なので、色をどうするかは住み心地に直結します。

工事の日まで、どのくらいかかりますか?

工事そのものは1日ですが、現地調査から工事日までには製品を作る期間が入ります。内窓はご自宅の窓の寸法に合わせて作るため、在庫から出してすぐ取り付ける、という進み方にはなりません。

当社が何日で手配できるかは、そのときのメーカーの生産状況によって変わるため、「何週間」と一律に申し上げることはできません。ただし採寸が終わらないと製作が始まらないという順番は変わりません。工事の時期に希望がある場合は、現地調査を先に済ませておくほど選択肢が残ります。

当日、お客様にお願いしていること

特別な準備は必要ありませんが、窓の前に大きな家具や荷物がある場合は事前にご相談ください。当日に動かせないものがあると、その窓だけ後日になることがあります。

また、窓のある部屋に順番に入らせていただくため、ご在宅いただくか、鍵をお預かりできる状態が必要です。家じゅうまとめての工事の場合は、部屋の移動をお願いしながら進めることになります。外壁も既存のサッシも触らないため、足場や大がかりな養生はありません

内窓が向かないのは、どんな場合ですか?

向かない条件もあります。いちばん多いのは窓の内側にもう一枚を取り付けるだけの奥行きがないケースです。窓枠の見込み(奥行き)が浅いと、そのままでは取り付けられません。ふかし枠という部材で対応できることもありますが、窓の見え方が変わるため、事前にご確認いただく必要があります。

開け閉めの回数が多い窓も、事前の説明が必要です。内窓が入ると窓の開閉が2回になります。掃き出し窓から庭に出入りする頻度が高いご家庭では、そこだけ別の方法を検討することもあります。

この事例の階段室のように、規格外の大きさで搬入経路が取れない窓も対象外になります。現地調査では、入れられる窓と入れられない窓を先に分けるところから始めます。そのうえで、残った窓のなかで優先順位を付けていく流れです。

出典:当社の現地確認の進め方(2026年8月時点)および施工事例(施工事例一覧・2026年8月21日確認)

どこまでの範囲なら、無理なく決められますか?

当てはまる項目が多いほど、部分ではなく家全体でご検討いただく意味が出てきます。下のチェックは診断ではなく、ご相談の前に状況を整理するためのものです。

まるごと向きかどうかを見分けるチェック(6項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個困っている場所が絞れています。まず1部屋から試す進め方が向いています。
2〜3個部分と全体のどちらもあり得る段階です。窓の数を数えてから決めるのが早道です。
4〜6個家全体でご検討いただく意味があります。1日で終わる工事なので、範囲を広げても日数は増えにくくなります。

名古屋市への対応について

当社が施工事例ページで公開している主な施工対応エリアは、一宮市・名古屋市・江南市・稲沢市・岩倉市・犬山市・北名古屋市・扶桑町・大口町です。その他の周辺エリアも柔軟に対応しています。ご相談と現地調査は無料で、その場で契約をお願いすることはありません。

出典:当社の対応エリア(施工事例一覧掲載の「主な施工対応エリア」・2026年8月21日確認)

一軒まるごとの内窓について、よくいただくご質問は?

名古屋市とその周辺のお客様から実際に伺った質問をまとめました。効果の感じ方には個人差があるため、ご感想はあくまでそのお客様の受け取り方としてお読みください。

本当に1日で終わるのですか?
当社が公開している内窓の施工事例は、腰窓1か所・浴室・一軒まるごとの3件とも工期1日で完了しています。内窓は既存のサッシを壊さずに内側へ取り付けるため、解体や左官の乾燥待ちが発生しません。ただし窓の数と現場の状況によって変わるため、現地を確認したうえでお伝えします。

工事の日は、家にいる必要がありますか?
窓のある部屋に順番に入らせていただくため、ご在宅いただくか、鍵をお預かりできる状態が必要です。窓の前に大きな家具がある場合は、事前に移動のご相談をさせてください。

2階の暑さにも効きますか?
名古屋市の事例では、工事後に「以前は暑い2階へ行くのが億劫でしたが、快適に過ごせています」というご感想をいただいています。ただし効き方は窓の面積・方位・断熱以外の部分の状態によって変わるため、同じ結果をお約束するものではありません。

遮音の効果もあるのですか?
名古屋市の事例では「あまりの静かさに、窓を開けて初めて激しい雨に気づくほどでした」というご感想をいただいています。内窓は既存の窓との間に空気の層ができるため、音にも関わります。感じ方には個人差があります。

まるごとにすると、どの窓も同じガラスになるのですか?
なりません。名古屋市の事例では、南側にLow-Eグリーン(遮熱高断熱型)を採用し、窓ごとに適材適所で選び分けています。サッシの色も、和室・1階LDK・その他で変えています。

範囲を決めるとき、何から考えますか?

最初に数えるのは窓の数ではありません。困っている場所の数です。1か所なら部分工事、複数の階にまたがっているなら家全体、という分かれ方をすることが多くあります。

困っている場所が1か所の場合と複数階にまたがる場合で、進め方がどう変わるかを対比して示す図 図3 部分から始める場合と、家全体で組む場合 家全体で組む 部分から始める 困る場所が複数階にある 夏冬の両方で困っている 工事は1日で終わる 入れない窓は先に外す 困る場所が1か所 季節が偏っている まず効き方を確かめたい あとから足すこともできる どちらが正しいという話ではありません。困っている場所の広がりで決まります。 補助金を使う場合は1申請あたりの合計補助額が5万円以上という下限があるため、範囲によっては届かないことがあります。 出典:当社の現地確認の進め方(2026年8月時点)

01困っている場所|何部屋あるか。階をまたいでいるか

02季節|夏だけか、冬だけか、両方か

03窓の数|家全体でおおよそ何か所あるか

04入れられない窓|特殊な形・大きさの窓があるか

この4点が分かっていれば、初回のご案内で出せる精度が上がります。分からない項目があっても構いません。現地で一緒に確認します。

名古屋市の事例のお客様は、インスタグラムで断熱窓という選択肢を知り、相見積もりを取ってから決められました。「断熱材を疑うほどだった」と書かれているとおり、原因が窓にあるとは思っていなかったところからのスタートです。

窓が原因かどうかは、現地で測れば分かります。当社の現地調査ではサーモグラフィカメラで熱の出入りを画像にして、どの窓がどれだけ関わっているかをお見せしています。見てから決めていただくのがいちばん早い、というのが3件の事例を通しての実感です。

まずは、ご自宅の条件で光熱費を試算してみる

部屋の広さや設定温度を入れると、冷房費の目安を確認できます。計算の前提と出典もそのページに明記しています。そのうえで現地調査をご希望の場合も、費用はかかりません。

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