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築40年のサッシの性能はどれくらい?現地での確認方法とは

築40年のサッシの性能はどれくらい?現地での確認方法とは

「うちは築40年だから、窓の性能なんてお察しですよね」。ご相談の場で、こう自嘲気味におっしゃる方は少なくありません。実際のところ、築年数とサッシの性能には確かに傾向がありますが、決めつけてよいものでもありません

この記事では、築年数によってサッシの性能がどう変わってきたのか、そして築年数だけでは分からないことは何かを整理します。「うちは古いから」で終わらせず、実際に確認するための材料としてお使いください。

作成者 渡邉 超(一宮番匠株式会社 代表/エコ断熱工房 マドカラリノベ) 1級建築施工管理技士・2級建築士・愛知県木造住宅耐震診断員 プロフィール

作成日 2026年9月7日 最終更新日 2026年9月7日 本記事は2026年8月時点の情報です 読了時間 約8分

築年数によって、サッシの主流は変わってきましたか?

変わってきました。日本の住宅で使われるサッシの主流は、時代とともに移り変わっています。古い時代にはアルミサッシと単板ガラスの組み合わせが一般的で、断熱性能を重視した製品が広く使われるようになったのは、比較的新しい時代のことです。

時代とともにアルミサッシ単板ガラスから断熱性能を重視した製品へと主流が移り変わってきた一般的な傾向を示す図 図1 サッシの主流の移り変わり(一般的な傾向) STEP 1 古い時代 アルミサッシ 単板ガラスが主流 STEP 2 その後 複層ガラスが 徐々に普及 STEP 3 近年 断熱性能への 関心が高まる STEP 4 現在 樹脂サッシ・ Low-Eガラスなど 時代の境目は明確な線引きではなく、緩やかに移り変わってきたものです。 一般的な傾向を示す図で、すべての住宅がこの流れどおりとは限りません。 出典:一般的なサッシの普及傾向に基づく整理(2026年8月22日)

この移り変わりは、法律や制度が一斉に切り替わったわけではなく、徐々に進んできたものです。同じ築年数の家でも、建てられた地域や施主の選択によって、入っているサッシは違うことがあります。

築年数が古いと、どんな傾向が見られますか?

一般的な傾向として、築年数が古い住宅ほど、アルミサッシ・単板ガラスの組み合わせである可能性が高くなります。この組み合わせは、断熱性能を重視した製品と比べて、熱を通しやすい性質があります。

当社が岐阜市で伺った築40年のお住まいでも、過去に一度改修されていた窓の表面温度が29.5度でした。これは、当時の窓枠の性能では外気とほぼ同じ状態になっていたことを示しています。改修済みかどうかと、いま断熱できているかどうかは別の話です。

出典:当社の施工事例(お客様の声掲載・2026年8月22日確認)。表面温度は当社が現地で測定した実測値です。

築年数だけでは、分からないこともありますか?

あります。過去にリフォームで窓だけ交換されている場合、築年数と窓の性能が一致しません。建物自体は古くても、窓は比較的新しい製品に交換されている、というケースは珍しくありません。

建物の築年数と窓の性能が一致するケースと窓だけ交換されて一致しないケースを対比して示す図 図2 築年数と窓の性能が一致する場合・しない場合 一致する場合 一致しない場合 新築時のまま 窓の交換履歴なし 築年数どおりの目安になる 判断材料として使いやすい 過去に窓だけ交換 一部の窓のみ交換のことも 築年数だけでは判断できない 窓ごとの確認が必要 「うちは古いから」という思い込みだけで判断すると、実態とずれることがあります。 交換履歴が不明な場合は、窓の仕様を直接確認するのが確実です。 出典:当社の現地確認の進め方(2026年8月時点)

逆のパターンもあります。比較的新しい建物でも、窓の性能区分がそれほど高くない製品が選ばれていることもあります。新しいから安心、古いから諦める、というどちらの決めつけも早計です

見た目だけでは、判断が難しい理由

サッシの見た目は、色や形状が似ていることも多く、素人目には性能の違いが分かりにくいものです。アルミと樹脂の複合サッシは、外から見ただけでは単純なアルミサッシと区別しづらいことがあります。製品の刻印や断面の構造を確認することで、より正確に判断できます。

現地では、どうやって性能を確認しますか?

当社の現地調査ではサーモグラフィカメラで表面温度を確認するとともに、サッシの形状や刻印を目視で確認します。築年数からの推測だけでなく、実際の温度と仕様の両方を見ることで、精度の高い判断ができます。

築年数からの推測・サッシの目視確認・サーモグラフィでの実測という3つの確認方法の確実さを示す図 図3 性能を確認する方法 サーモグラフィでの実測 最も確実 サッシの形状・刻印の確認 推測の精度を上げる 築年数からの推測のみ あくまで目安 築年数だけでの判断は目安にとどまります。実測と組み合わせることで精度が上がります。 確実さの度合いを示す考え方の図で、比率を実測した数値ではありません。 出典:当社の現地確認の進め方(2026年8月時点)

リフォーム履歴が分からない中古住宅を購入した場合

中古住宅を購入されたお客様からも、「前の所有者がいつ窓を替えたか分からない」というご相談をよくいただきます。登記簿や建築確認の記録には、窓の交換履歴までは記載されていないのが一般的です。この場合も、現地で実際の仕様を確認するのが確実な方法になります。

前の所有者に確認できる場合は、簡単な聞き取りをしていただくだけでも手がかりになります。ただし記憶違いや、そもそも把握されていないこともあるため、最終的には現地での確認と併せて判断してください。不動産の取引書類に窓の記載があれば、それも参考になります。いずれにしても、確定的な情報がない状態で判断を急ぐ必要はありません。

サッシごと交換するか、内窓を追加するか、どちらがよいですか?

築年数が古い住宅でよくいただくご質問です。サッシごとの交換は、外壁まわりに手を入れる規模の大きな工事になります。一方、内窓の設置は既存のサッシを壊さず、その内側にもう一枚取り付ける工事で、当社の公開事例ではいずれも工期1日で完了しています。

築年数が古いからといって、必ずサッシごとの交換が必要というわけではありません。窓枠自体に大きな損傷や歪みがなければ、内窓の設置で対応できることが多くあります。現地で窓枠の状態を確認したうえで、どちらが適しているかをご提案します。

出典:当社の施工事例(施工事例一覧・2026年8月22日確認)

我が家のサッシは、どの段階にありますか?

当てはまる項目が多いほど、築年数の古さが窓の性能に直接影響している可能性が高くなります。下のチェックは診断ではなく、状況を整理するためのものです。

築年数と窓の性能の関係を見分けるチェック(6項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個築年数のわりに、窓の性能は保たれている可能性があります。念のため確認しておくと安心です。
2〜3個築年数の影響が出始めている段階です。窓の実際の状態を確認してみてください。
4〜6個築年数と窓の性能が一致している可能性が高い状態です。現地で実測してみることをおすすめします。

一宮市とその周辺への対応について

当社が施工事例ページで公開している主な施工対応エリアは、一宮市・名古屋市・江南市・稲沢市・岩倉市・犬山市・北名古屋市・扶桑町・大口町です。その他の周辺エリアも柔軟に対応しています。ご相談と現地調査は無料で、その場で契約をお願いすることはありません。

出典:当社の対応エリア(施工事例一覧掲載の「主な施工対応エリア」・2026年8月22日確認)

築年数とサッシの性能について、よくいただくご質問は?

一宮市とその周辺のお客様から実際に伺った質問をまとめました。サッシの性能に関するご質問には、当社が把握している範囲で正直にお答えしています。

築40年のサッシは、性能証明書などで確認できますか?
当時の性能証明書が残っていることは多くありません。現地で製品の刻印やサッシの形状を確認し、おおよその年代を推測する方法が現実的です。

築年数が古いほど、必ず性能は低いのですか?
傾向としてはそうですが、必ずとは言い切れません。過去にリフォームで窓だけ交換されている場合、築年数と窓の性能が一致しないことがあります。見た目の古さと、実際の窓の性能は別に確認する必要があります。

サッシの交換と、内窓の設置はどちらがよいですか?
状況によります。サッシごと交換する場合は工事の規模が大きくなり、内窓は既存のサッシを残したまま設置できます。どちらが適しているかは、現地で窓の状態を見てから判断します。

築40年の家は、耐震性なども心配です。窓の工事だけで大丈夫ですか?
当社が対応できるのは窓の断熱に関する部分です。耐震性など建物全体の構造に関わるご心配は、専門の業者や建築士へのご相談をおすすめします。

見積りだけをお願いすることはできますか?
できます。ご相談と現地調査は無料で、その場で契約をお願いすることはありません。他社の見積りを持ってのご相談も承っています。

まず、何から確認すればよいですか?

最初にすることは、築年数を調べることではありません。今の窓に触れて、サッシの素材とガラスの枚数を確認することです。ここが分かれば、築年数からの推測よりも正確な判断ができます。

01サッシの素材|アルミか、樹脂か、複合タイプか

02ガラスの枚数|単板か、複層(ペアガラス)か

03交換履歴|過去に窓だけ交換した記憶があるか

04気になる症状|結露・冷気・暑さのどれが強いか

この4点が分かっていれば、初回のご案内で出せる精度が上がります。分からない項目があっても構いません。現地で一緒に確認します。築年数は参考程度に留め、実際の窓を見てから判断していただくのがいちばん確実です。

築年数だけでなく、実際の窓の状態を確かめる

窓の写真だけでもかまいません。現地調査ではサーモグラフィカメラと目視で窓の状態を確認し、必要な対策と概算をお伝えします。ご相談と現地調査は無料で、その場で契約をお願いすることはありません。

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