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断熱リフォームはどこからやるべき?窓を優先する順番を解説

断熱リフォームはどこからやるべき?窓を優先する順番を解説

断熱リフォームを検討し始めると、「窓、壁、屋根、床下……結局どこから手をつければよいのか」という疑問に、多くの方がぶつかります。情報を集めるほど、かえって迷ってしまうという声もよく伺います。

この記事では、住宅の断熱をどこから始めるとよいのか、当社の考え方を整理してお伝えします。「全部やらなければ意味がない」というものではなく、優先順位をつけて無理なく進める方法についての記事です。

作成者 渡邉 超(一宮番匠株式会社 代表/エコ断熱工房 マドカラリノベ) 1級建築施工管理技士・2級建築士・愛知県木造住宅耐震診断員 プロフィール

作成日 2026年9月20日 最終更新日 2026年9月20日 本記事は2026年8月時点の情報です 読了時間 約7分

住宅の断熱は、どこから始めるのが基本ですか?

低断熱の住宅を想定したモデル試算では、冷房時に室内へ入る熱の約73%が窓など開口部からとされています。屋根は11%、外壁は7%、換気が6%、床が3%です。この内訳から、多くの場合はまず窓から確認することをおすすめしています。

夏に室内へ入る熱のうち窓などの開口部が約73%、屋根が11%、外壁が7%、換気が6%、床が3%であることを横棒で比較して示す図 図1 夏に室内へ入る熱の内訳(開口部・屋根・外壁・換気・床) 窓など開口部 約73% 屋根 11% 外壁 7% 換気 6% 3% 窓の割合は、屋根・外壁・換気・床を合計してもまだ届きません。 低断熱住宅(アルミサッシ・単板ガラスなど)を想定したモデル試算で、実測値ではありません。 出典:日本サッシ協会「快適な住まい情報室 REPORT #01」

窓から始めるのが、すべての住宅に当てはまりますか?

当てはまるとは限りません。この内訳はあくまでモデル試算であり、実際の優先順位は住宅の状態によって変わります。すでに複層ガラスや樹脂サッシが入っている住宅では、窓以外の部位の影響が相対的に大きくなることもあります。

「まず窓を確認する」というのは、多くの住宅に当てはまりやすい、あくまでひとつの目安とお考えください。確実な優先順位を知りたい場合は、現地調査でご自宅の実際の状態を確認するのが確かな近道です。

全部の窓をまとめてやらないと、意味がないですか?

そのようなことはありません。気になる部屋・窓から始めていただくことも可能です。当社の施工事例でも、1部屋だけの内窓設置から、家全体をまとめて行う工事まで、幅広いご要望に対応してまいりました。

家全体をまとめて工事する場合と一部屋から始める場合の違いを対比して示す図 図2 家全体をまとめて工事する場合と、一部屋から始める場合 家全体をまとめて工事 一部屋から始める 家中の窓が対象 一度で全体の体感が変わる 費用・工期は大きくなる 気になる窓に絞る 効果を確かめてから判断できる 費用・工期は限定的 どちらが正解ということはなく、ご予算やご希望に応じて選んでいただけます。 実際の効果・費用は住宅や窓の条件によって変わります。 出典:当社の施工事例に基づく一般的な整理(2026年8月時点)

予算が限られている場合、どう考えればよいですか?

予算が限られている場合こそ、優先順位をつけることの意味が大きくなります。「全部を一度に」ではなく「まず効果の大きいところから」という考え方に切り替えることで、限られた予算でも体感の変化を得やすくなります。

予算の目安 考え方 進め方の例
限られている効果の大きい部位に絞る最も気になる窓・部屋から
ある程度確保できる優先順位をつけつつ範囲を広げる主要な生活空間の窓をまとめて
十分確保できる家全体で検討窓・壁・屋根含めた総合的な計画

※予算の考え方は住宅の規模やご希望によって異なります。まずは現地調査で概算をお伝えし、そこから優先順位を一緒に考えていくという進め方が現実的です。

屋根や床下の断熱は、後回しでよいですか?

一律に後回しでよいとは言えません。屋根裏の温度や、床下の状態によっては、そちらの影響が大きい住宅もあります。当社は窓の断熱を専門にしているため、屋根・床下の断熱について詳細なご案内はできませんが、気になる場合は該当分野の専門業者へのご相談もあわせておすすめいたします。窓と並行して検討していただいて構いません。

順番を間違えると、やり直しが必要になりますか?

順番を間違えたからといって、必ずやり直しになるわけではありません。ただし工事の組み合わせ方によっては、先に行った工事の一部をやり直す必要が出ることもあります。複数の業者に依頼する場合は、それぞれの工事範囲を事前に共有しておくことをおすすめします。当社にご相談いただければ、窓の工事範囲について明確にお伝えします。

内訳を確認し、自宅の状態を確認し、優先順位を決めるまでの流れを3段階で示す図 図3 断熱を検討する順番の考え方 STEP 1 内訳を知る 窓が約73% という前提 STEP 2 自宅を確認 窓・壁・屋根の 状態を確認 STEP 3 優先順位 気になる部位から 着手 この順番で確認すると、限られた予算をどこから使うかが決めやすくなります。 住宅の構造や条件によって、実際の優先順位は変わります。 出典:当社の現地確認の進め方(2026年8月時点)

我が家は、窓から始めるのが合っていますか?

当てはまる項目が多いほど、窓から始める優先順位が高い状態と考えられます。下のチェックは診断ではなく、状況を整理するためのものです。

断熱を始める優先順位を見分けるチェック(6項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個窓以外の部位も含めて、総合的に確認したほうがよさそうです。
2〜3個窓から始める優先順位が比較的高い状態です。まず窓の状態を確認してみてください。
4〜6個窓から始める優先順位が高い状態です。現地で実測してみることをおすすめします。

一宮市とその周辺への対応について

当社が施工事例ページで公開している主な施工対応エリアは、一宮市・名古屋市・江南市・稲沢市・岩倉市・犬山市・北名古屋市・扶桑町・大口町です。その他の周辺エリアも柔軟に対応しています。ご相談と現地調査は無料で、その場で契約をお願いすることはありません。

出典:当社の対応エリア(施工事例一覧掲載の「主な施工対応エリア」・2026年8月時点)

断熱の順番について、よくいただくご質問は?

一宮市とその周辺のお客様から実際に伺った質問をまとめました。優先順位に関するご質問には、当社が把握している範囲でお答えしています。

窓と壁、どちらを先に断熱すればよいですか?
低断熱の住宅を想定したモデル試算では、窓からの熱の出入りが最も大きいとされています。そのため、まず窓から確認していただくことが多いですが、住宅の状態によって優先順位は変わります。

全部の窓をまとめてやらないと、意味がないですか?
そのようなことはありません。気になる部屋・窓から始めていただくことも可能で、部分的な工事でも効果を実感できるケースがあります。

屋根・床下の断熱は、後回しでよいですか?
後回しにしてよいと一律に言えるものではありません。住宅の状態によって優先順位は変わるため、気になる場合は専門業者にご相談ください。

断熱の順番を間違えると、やり直しになりますか?
順番を間違えたからといって、やり直しが必要になるとは限りません。ただし工事の組み合わせ方によっては、二度手間になることもあるため、事前の相談をおすすめします。

複数の業者に相談する場合、優先順位はどう決めればよいですか?
業者ごとに専門分野が異なるため、それぞれの意見を聞いたうえで、ご自身の体感や気になる部位を軸に判断していただくのが分かりやすい方法です。

見積りだけをお願いすることはできますか?
できます。ご相談と現地調査は無料で、その場で契約をお願いすることはありません。他社の見積りを持ってのご相談も承っています。

補助金の活用も、順番の決め方に関係しますか?

関係します。先進的窓リノベ2026事業など、窓の断熱工事を対象にした補助金制度があるため、窓から着手すると補助金を活用しやすいという側面もあります。壁や屋根の断熱には別の制度が対象になることもあるため、どの部位から始めるかによって使える補助金が変わってくる点も考慮していただくとよいでしょう。

補助金には工事着手・交付申請の期限があるため、活用を検討している場合は、期限も踏まえて優先順位を考えることをおすすめします。制度の詳しい内容や期限は年度ごとに変わるため、着工前に必ず公式サイトでの確認をお願いいたします。

窓の中でも、優先順位はありますか?

あります。リビングの掃き出し窓、寝室の窓、西日の強い窓など、滞在時間や日射の強さによって優先順位は変わります。家全体をまとめて工事しない場合は、こうした観点から気になる窓を絞り込んでいただくと、無理のない計画が立てやすくなります。現地調査の際に、優先順位のご提案もいたします。

まず、何から確認すればよいですか?

最初にすることは、業者に見積りを依頼することではありません。ご自宅のどこが気になっているか、体感として振り返ることです。ここが分かれば、優先順位をつけるための材料になります。

01気になる部位|窓・壁・屋根・床下のどこか

02気になる部屋|リビング・寝室など

03体感の程度|どのくらい気になっているか

04ご予算・時期|どの範囲まで検討したいか

この4点を整理していただくと、現地調査でのご相談がスムーズに進みます。分からない項目があっても構いません。現地で一緒に整理します。「何から手をつければいいか分からない」という状態からのご相談も歓迎しています。

窓から始めるべきか、現地で確かめる

気になる部屋の写真だけでもかまいません。現地調査ではサーモグラフィカメラで熱の出入りを確認し、優先順位をお伝えします。ご相談と現地調査は無料です。

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