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樹脂サッシはなぜ冷たくない?理由をアルミとの違いから解説

樹脂サッシはなぜ冷たくない?理由をアルミとの違いから解説

アルミサッシに触れると、冬はひやりと冷たく感じることがあります。ところが樹脂サッシは、同じように冷え込んだ日でもあまり冷たさを感じにくいと言われることがあります。同じ「窓の枠」なのに、なぜこれほど体感が変わるのでしょうか。

この記事では、樹脂サッシがアルミサッシと比べて冷たく感じにくい理由を、素材から見て、素材の性質から整理します。サッシ選びの際に知っておいていただきたい基本的な考え方です。

作成者 渡邉 超(一宮番匠株式会社 代表/エコ断熱工房 マドカラリノベ) 1級建築施工管理技士・2級建築士・愛知県木造住宅耐震診断員 プロフィール

作成日 2026年9月19日 最終更新日 2026年9月19日 本記事は2026年8月時点の情報です 読了時間 約7分

アルミサッシは、なぜ冷たく感じるのですか?

理由はアルミという金属が、熱を伝えやすい性質を持っていることにあります。冬場、外気で冷えたアルミサッシは、室内側の表面もすぐに冷たくなります。手で触れると、体温がサッシに奪われるように感じるため、「冷たい」という体感につながります。

アルミサッシは熱を伝えやすく樹脂サッシは熱を伝えにくいという性質の違いを対比して示す図 図1 アルミサッシと樹脂サッシの、熱の伝わり方 アルミサッシ 樹脂サッシ 金属で熱を伝えやすい 外気の冷たさが 室内側にも伝わりやすい 樹脂で熱を伝えにくい 外気の冷たさが 室内側に伝わりにくい 素材そのものの熱の伝えやすさが、体感の違いにつながっています。 実際の体感は気温・湿度・触れ方によって個人差があります。 出典:一般的なサッシ素材の性質に基づく整理(2026年8月時点)

樹脂は、なぜ熱を伝えにくいのですか?

樹脂(プラスチック)は、金属と比べて、分子の構造上、熱を伝える働きが弱い素材です。身近な例では、鍋のふたが金属製とプラスチック製で持ち手の熱さが違うように、素材の性質による熱の伝わりやすさの違いは、日常生活でも体感できるものです。

アルミ・樹脂・木材といった素材ごとに熱の伝えやすさがどう異なるかを横棒で示す図 図2 素材別・熱の伝えやすさの目安(考え方) アルミ(金属) 熱を伝えやすい 樹脂 熱を伝えにくい 木材 熱を伝えにくい 金属と樹脂・木材とでは、熱の伝えやすさに大きな差があります。 素材の一般的な性質を示す考え方の図で、製品ごとの実測値ではありません。 出典:一般的な素材の熱伝導性に関する整理(2026年8月時点)

この性質の違いが、サッシに触れたときの体感の差としてそのまま表れるため、樹脂サッシは「冷たくない」と感じられやすいのです。

見た目や強度にも、違いはありますか?

見た目については、樹脂サッシも色やデザインのバリエーションが用意されている製品が多く、木目調など和室に合わせやすいデザインもあります。当社の施工事例でも、和室にはニュートラルウッド、リビングには別の色を選ばれるなど、部屋の雰囲気に合わせて選ばれるケースがあります。

強度については、製品の設計や施工方法によって異なるため、一律に「アルミより強い・弱い」とは言えません。当社では、断熱性能を重視する場合の選択肢として樹脂サッシをご案内することが多くあります。

結露のしやすさにも、素材は関係しますか?

関係します。アルミサッシは冷えやすいため、室内の湿った空気がサッシに触れると結露が発生しやすくなります。樹脂サッシは表面温度が下がりにくいため、同じ室内環境でも結露が生じにくい傾向があるとされています。

ただし結露は湿度・換気・室温など複数の要因が絡むため、サッシの素材だけで結露のすべてが決まるわけではありません。換気の習慣なども含めて、総合的に考えていただく必要があります。

体感の違いは、実際どれくらいはっきり分かるものですか?

体感には個人差がありますが、サッシに直接触れて比べていただくと、多くの方がその差をはっきり感じ取れます。当社の現地調査でも、既存のアルミサッシと樹脂サッシのサンプルを実際に触り比べていただくと、「こんなに違うのか」と驚かれるお客様が少なくありません。実際に触れてみることを強くおすすめします。

数値による性能比較は製品ごとに異なるためこの記事では取り上げていませんが、体感としての差は、多くの方に分かりやすい形で表れるという点が、樹脂サッシが選ばれる大きな理由のひとつになっています。

既存のアルミサッシを、樹脂に変えることはできますか?

サッシごと交換する方法もありますが、当社では既存の窓を壊さず内側に樹脂サッシの内窓を設置する方法を中心にご提案しています。この方法であれば、外側のアルミサッシはそのまま残しつつ、室内側は樹脂サッシの性能をしっかりと活かすことができます。

既存のアルミサッシはそのまま残し内側に樹脂サッシの内窓を追加するまでの流れを示す図 図3 既存のアルミサッシに、樹脂の内窓を追加する考え方 STEP 1 現状 既存の アルミサッシ STEP 2 内窓を追加 内側に 樹脂サッシ STEP 3 結果 室内側は 樹脂の性能を活用 サッシごと交換せずに、室内側の体感を変えられるのが内窓の特徴です。 実際の効果は住宅・窓の条件によって変わります。 出典:当社の施工事例に基づく一般的な整理(2026年8月時点)

我が家のサッシは、冷たさが気になるタイプですか?

当てはまる項目が多いほど、サッシの素材が冷たさの原因になっている可能性が高くなります。下のチェックは診断ではなく、状況を整理するためのものです。

サッシの冷たさを見分けるチェック(6項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個サッシの素材による冷たさは、それほど気にならない状態かもしれません。
2〜3個サッシの素材が体感に関わっている可能性があります。触れて確認してみてください。
4〜6個アルミサッシによる冷たさの影響が大きい可能性があります。内窓での対策を検討する価値があります。

一宮市とその周辺への対応について

当社が施工事例ページで公開している主な施工対応エリアは、一宮市・名古屋市・江南市・稲沢市・岩倉市・犬山市・北名古屋市・扶桑町・大口町です。その他の周辺エリアも柔軟に対応しています。ご相談と現地調査は無料で、その場で契約をお願いすることはありません。

出典:当社の対応エリア(施工事例一覧掲載の「主な施工対応エリア」・2026年8月時点)

樹脂サッシについて、よくいただくご質問は?

一宮市とその周辺のお客様から実際に伺った質問をまとめました。サッシの素材に関するご質問には、当社が把握している範囲でお答えしています。

樹脂サッシは、アルミサッシより劣化しやすいですか?
素材としての耐久性は製品や使用環境によって異なり、一律に「劣化しやすい」とは言えません。紫外線や経年による変化はどちらの素材にもあり得ます。

樹脂サッシは、色や見た目のバリエーションはありますか?
製品によって色やデザインの選択肢があります。当社の施工事例でも、部屋ごとに異なる色のサッシを選ばれたケースがあります。

アルミ樹脂複合サッシとは何が違いますか?
アルミ樹脂複合サッシは、外側にアルミ、室内側に樹脂を使うなど、部位によって素材を使い分けた製品です。樹脂サッシは室内側・外側とも樹脂を使用しています。室内側の体感という意味では、どちらも樹脂に触れる点は共通しています。

既存のアルミサッシを、樹脂サッシに交換することはできますか?
サッシごとの交換も選択肢の一つですが、当社では既存のサッシを活かした内窓の設置を中心にご提案しております。内窓自体を樹脂サッシの製品にすることで、内側は樹脂の性能を活かせます。

見積りだけをお願いすることはできますか?
できます。ご相談と現地調査は無料で、その場で契約をお願いすることはありません。他社の見積りを持ってのご相談も承っています。

サッシの色は、体感の暑さ・寒さに関係しますか?

色そのものより、素材の熱伝導性のほうが体感への影響は大きいと考えられます。濃い色のサッシは日射を吸収しやすいという一般的な性質はありますが、アルミか樹脂かという素材の違いほど体感に大きく影響するものではありません。

色を選ぶ際は、体感の違いよりも、部屋の雰囲気やインテリアとの調和を基準に選んでいただいて問題ありません。断熱性能を重視するなら、まず素材(樹脂かアルミか)を確認し、色はそのあとで検討するという順番をおすすめしています。

夏の暑さにも、樹脂サッシは関係しますか?

関係します。熱を伝えにくいという性質は、冬の冷たさだけでなく、夏の暑さの伝わり方にも同じように働きます。夏場、外気で熱くなったアルミサッシは室内側も熱を持ちやすいのに対し、樹脂サッシは表面温度が上がりにくい傾向があります。冷たさ・暑さ、どちらの季節でも同じ性質が関わっているとお考えください。年間を通じた効果が期待できます。

まず、何から確認すればよいですか?

最初にすることは、サッシを交換するかどうかを決めることではありません。今のサッシに実際に触れて、素材と体感を確認することです。ここが分かれば、内窓による対策が合っているかどうかの見当がつきます。

01サッシの素材|アルミか、樹脂か、複合か

02触れたときの体感|冷たさ・熱さを感じるか

03結露の有無|サッシまわりに出やすいか

04気になる部屋|まずどこから確認したいか

この4点が分かれば、現地調査でのご案内がスムーズに進みます。分からない項目があっても構いません。現地で一緒に確認します。触れて確かめるだけでも、素材の違いへの理解が深まります。

サッシの体感を、現地で確かめる

窓の写真だけでもかまいません。現地調査ではサーモグラフィカメラでサッシの表面温度を確認し、対策をご案内します。ご相談と現地調査は無料です。

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